要約
主要な登場人物ごとに下のプロフィールをコピーし、まず核となる項目(望み、必要、欠点、信念、リスク)を埋めます。声、人間関係、知識の記録は、原稿が必要としたときに足します。どのシーンも使わない雑多な情報は書かないでください。事実ごとに根拠のシーンを1つ残しておくと、改稿で一貫性を確認できます。
キャラクタープロフィールは、作品に登場する1人についての参照シートです。名前や年齢、その人物が何を知っているかを思い出すために、過去の章を読み返さなくて済みます。放っておくと、好きな色や星座のような、物語に触れない雑多な情報のリストになりがちです。このテンプレートは、シーンが実際に使う項目にとどめ、残りは必要に応じて足せるようにしています。
核となる項目の考え方は、キャラクターの成長で説明しています。作品全体の参照については、ストーリーバイブルのテンプレートをご覧ください。
使い方
- まず「核」のセクションを埋めます。 1つしか完成させられないなら、そこです。
- シーンが必要としたら、セクションを足します。 最初の会話シーンの前に声を、最初の対立を書く前に人間関係を埋めます。
- 短く書きます。 1項目につき1行で、たいてい足ります。
- 執筆中に知識の記録を更新します。 改稿で最も間違いが見つかる欄です。
- 主要な登場人物ごとに1枚作ります。 脇役には、末尾のミニ版を使います。
プロフィール:コピーして使います
核
| 項目 | あなたの答え |
|---|---|
| 名前、別名やあだ名 | |
| 物語での役割(主人公、味方、敵対者、対照役) | |
| 一文での説明 | |
| 望み(意識的に追い求めるもの) | |
| 必要(欠けているもので、本人は気づいていないかもしれないもの) | |
| 欠点(代償を払うことになる癖) | |
| 欠点の裏にある信念(それを理にかなったものに見せる考え) | |
| リスク(失敗したら何を失うか) | |
| 恐れ | |
| 秘密 |
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望み、必要、欠点、信念の4つが、その人物のエンジンになります。これらが埋められないなら、その人物はまだシーンに出る準備ができていないのかもしれません。
重要な背景
| 項目 | あなたの答え |
|---|---|
| 出身を一文で | |
| 信念を形づくった出来事 | |
| 背景によってできること(技能、人脈) | |
| 背景によってできないこと | |
| 物語開始時の年齢 | |
| 職業 |
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過去の話は、現在の行動を変えるものにとどめてください。信念も技能も生まない過去の出来事は、入れなくてかまいません。
声と癖
| 項目 | あなたの答え |
|---|---|
| 話し方(短い、改まった、遠回し、冗談めかす) | |
| よく使う言葉や言い回し | |
| 決して口に出さないこと | |
| 部屋に入ってまず目にするもの | |
| 癖や仕草 | |
| 追い詰められたときの振る舞い | |
| 視点人物の場合の視点メモ |
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人物の声は、ほかの主要人物の声と違っていなければなりません。会話ページの名前を隠し、誰が話しているか分かるか試してみましょう。
外見:読者が目にするものだけ
| 項目 | あなたの答え |
|---|---|
| 目立つ身体的特徴 | |
| それぞれを最初に述べた箇所とシーン | |
| 一貫させるべき細部(傷、髪、身長) |
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原稿が細部を最初に述べた箇所を記録しておきます。目の色が変わるのは、読者が気づきやすい誤りです。
人間関係
| 相手 | 関係 | 互いに相手に求めるもの | 緊張 | 出典 |
|---|---|---|---|---|
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関係の向きも書いてください。師が弟子を一つのプロジェクトと見ているのに、弟子は友人だと思っていることがあります。そのずれは、たいていシーンになります。
アーク
| 段階 | 起こること | シーン |
|---|---|---|
| 出発点(欠点が働いている) | ||
| 欠点が代償を生む | ||
| 欠点が通用しなくなる | ||
| 信念への疑い | ||
| 追い詰められて違う選択をする |
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知識の記録
| シーンまたは章 | 人物が知ること | 誰から | 信じるか | 誰かに話すか |
|---|---|---|---|---|
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この記録は、人物がまだ知らないはずの情報で行動する誤りを防ぎます。シーンで人物が新しいことを知るたびに、行を追加します。
未解決の問い
| 問い | いつまでに必要か | 決定 |
|---|---|---|
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記入例
この例は架空の小説からのものです。通常はこれくらいの細かさで足ります。
| 項目 | 例 |
|---|---|
| 名前 | マーラ・ヴェン(兄からは「ヴェン」と呼ばれる) |
| 役割 | 主人公 |
| 一文での説明 | 他人の人生を正確に記録する渡し船の事務員 |
| 望み | 兄を逮捕に追い込んだ手紙に、誰が封をしたのかを知ること |
| 必要 | 兄が自分でリスクを選んだのだと受け入れること |
| 欠点 | 閉ざされた扉をすべて侮辱と受け取り、こじ開ける |
| 信念 | すべてを知っていれば、誰にも家族を奪われない |
| リスク | 仕事、自由、ギルドでのたった一つの友情 |
| 恐れ | 最後まで何も知らされない人間になること |
| 秘密 | 兄が逮捕された夜に渡し船の記録簿に署名したが、誰にも話していない |
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| シーンまたは章 | 人物が知ること | 誰から | 信じるか | 誰かに話すか |
|---|---|---|---|---|
| 第1章 | 手紙の封蝋が本物であること | 自分の確認 | はい | いいえ |
| 第4章 | 印章が公文書庫に保管されていること | 事務員 | 半信半疑 | 友人に |
| 第9章 | 封蝋が兄自身のものだったこと | 登録官 | 最初は信じない | いいえ |
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秘密と知識の記録が別の場所にあることに注意してください。前者は人物が隠していること、後者は各時点で人物が知っていることです。両者は異なる種類のシーンを生みます。
脇役のためのミニ版
何度か登場するものの、アークを担わない人物にコピーしてください。
| 項目 | あなたの答え |
|---|---|
| 名前と役割 | |
| 登場するシーンで何を望むか | |
| 何に制約されているか | |
| 主人公との関係 | |
| 声か癖を一つ | |
| 初登場(シーン) |
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シーンとプロフィールが食い違うとき
プロフィールは原稿のための道具であり、原稿の代わりではありません。シーンがプロフィールと矛盾するときは、どちらが正しいかを決めます。たいていはシーンです。追い詰められた人物の行動から生まれたものだからです。プロフィールを更新し、何が変わったかを書き留め、古い答えに依存していた前の章がないか確認しましょう。プロフィールのほうが正しいなら、そのシーンを改稿の対象にします。
発見型の書き手は、第一幕のあと、人物が望みと欠点を見せてから記入してもかまいません。計画型の書き手は、先にすべての項目を埋めても構いません。どちらにしても、プロフィールは最終的に、頭の中の人物ではなく、本の中の人物を描くものになっているべきです。
改稿のチェックリスト
- 主要な登場人物の望み、必要、欠点、信念が埋まっている。
- 名前と別名が原稿で一貫している。
- 外見の細部が、最初に出てきたシーンと一致している。
- 知識の記録が紙面の内容と一致している。
- どの人物も、受け取っていない情報で行動していない。
- 声が区別できる。
- アークに、欠点が代償を生むシーンが少なくとも3つある。
- 未解決の問いに、決定か期限がある。
よくある質問
キャラクタープロフィールには何を入れるべきですか。
最低限、名前、役割、望み、必要、欠点、信念、リスク、一文での説明です。声、人間関係、アーク、知識の記録は、シーンが必要とするたびに足します。どのシーンも使わない雑多な情報は省いてください。
キャラクタープロフィールはどれくらいの長さにすべきですか。
多くの主要人物には1ページで足ります。その人物が登場するシーンより長いプロフィールは、雑多な情報を記録している可能性が高いです。シーンが求めたときに細部を足してください。
執筆前にプロフィールを埋めるべきですか。
核となる項目は、シーンを動かすので、始める前に埋めましょう。残りは書きながら完成させ、知識の記録は最新に保ちます。まず人物の第一稿を書いて、そこから見えてきたことでプロフィールを埋める書き手もいます。
登場人物の話し方を変えるにはどうすればよいですか。
それぞれの話し方を決めます。文の長さ、言葉遣いの丁寧さ、好きな言い回し、避けて言わないこと。そのうえで、会話ページの名前を隠し、誰が話しているか分かるか確認します。
すべての人物にプロフィールが必要ですか。
いいえ。主要人物にはフルバージョンを使います。数回だけ登場する人物にはミニ版で足ります。1シーンだけの人物なら、名前と一つの細部だけで十分です。
Musaelでできること
Musaelの世界観と登場人物の設定集では、登場人物は他の人物や場所と関係づけられた項目になり、原稿内の名前はその項目にリンクされます。それぞれの人物がどこに登場するかを確認できます。上のプロフィールは、各項目に記録すべきことのリストとして使ってください。



